小川榮太郎の書斎から 榮チャンネル 第26回【かくも怪しき北岡伸一「侵略」発言】拙稿を巡る注釈
FC2ブログ

 -M E N U-

  ● 政 治  安倍政権・国際情勢etc
  ● 雑 感  日々思ふ雑感やらetc
  ● 創 誠 天 志 塾  勉強会開催の告知etc
  ● 榮 チ ャ ン ネ ル    小川榮太郎の動画                   

  にほんブログ村 政治ブログへ  ブログランキング・にほんブログ村へ
↑ 番付に登錄してひる故、是非押下をお願ひ致します。↑

榮チャンネル 第26回【かくも怪しき北岡伸一「侵略」発言】拙稿を巡る注釈


正論5月号「北岡伸一氏「総理に侵略と言わせたい」発言についての拙稿」を巡る注釈。
正論5月号拙稿「北岡「総理に侵略と言わせたい」発言」に関して、須藤さまから、丁寧な読後感、そして、拙稿末尾にある「理性の時代への復帰」について、特にご質問がありました。
大変鋭いご質問です。
戦争については、私はまだ徹底的に考へてゐません。思想家として正面から向ひあひつつある途上です。そこで全く考への纏まらぬまま、とりあへず、ここではカイヨワの戦争論を元に――といふか入江隆則氏『敗者の戦後』からの孫引きです、まだ素人議論です、ご容赦を――簡単に説明します。カイヨワは古来の戦争を、便宜上、➀野蛮人の戦争。②古代帝国の戦争。③貴族の戦争。④ナポレオン戦争以後の近代殺戮戦争の4つに分類してゐるさうです。この内、徹底的な殺戮を特徴とするのは②と④です。③の貴族の戦争はナポレオン以前のヨーロッパの戦争、日本の戦国時代の戦争など。④に関しては、ナポレオン戦争以後と言つても特に20世紀になつて戦争は正義と殺戮の戦争となりました。
正義の主張は戦争を過酷なものにします。
これを、国益を巡る政治の延長としての戦争に戻せるかどうかといふ点から、「理性の時代への復権」と書きました。
ただしそれは戦争の残虐性を軽減する代り、戦争の頻度は上げてしまふ事になります。特に、ポスト第二次大戦の核時代、大国間戦争は今の所起きてゐないので、戦争を国権として認める③の状態に戻すのは、逆に危険だとも言へます。国権の為の政治の延長が格戦争を誘発する位ならば、侵略―正義で世界を縛り付けておいた方がましとも言へるからです。ここはまだ考へてゐません。
しかし、パクス・アメリカーナの終焉が近づく今、戦争と平和のあり方を根本から考へる事は早急に必要です。戦争を侵略戦争と正しい戦争に分ける見方――これは我が国にとつては歴史認識を巡る問題で、どうしても譲れない一線を創り出す必要がある。今後の外交の為にも。
が、世界全体で見た時には、侵略戦争観は、今有効なのです。現在、アメリカの正義=日本の正義ですから。今、安倍首相は「法の支配」か「力の支配」かといふ、正に戦前、我々が国際社会から封じ込められた論理で、逆に中国を封じ込めてゐる。これは侵略戦争観なんです。今はまだ世界がアメリカの圧倒的優位なので、日米同盟下で、この安倍首相の論理は有効です。が、この論理をどう推し進め、外交力として機能させ続けられるのか、別の論理へと移行しなくていいのか。また、我が国が、今の中国を「力による現状変更」と非難する時に、我が国戦前が「侵略」国家ではなくとも、国策の基調が「力による現状変更」だつたのは事実ですから、我が国の正統の歴史認識と安倍外交戦略=思想の整合性を取る必要はあるのです。
かう考へてみると、侵略戦争観を③のクラウゼヴィッツ的な戦争に戻すよりも、侵略戦争観を「進化」させた方がいいかもしれません。
以上まだ全く纏まりませんが、大変的確な議論の穴を指摘していただいたと思ひます。勉強の上でのヒントになります。須藤さん有難うございました。





   にほんブログ村 政治ブログへ   ブログランキング・にほんブログ村へ
政治 ブログランキング   にほんブログ村   にほんブログ村

■YouTube:https://youtu.be/pVcWV6stxHE

■ニコニコ動画:http://www.nicovideo.jp/watch/sm25985016


◎榮チャンネルへの登録をお願い致します。◎
■YouTube■YouTube榮チャンネル

■ニコニコ動画■ニコニコ動画榮チャンネル


◎Twitterやっています。フォローして下さい!◎



Twitter、Facebookでのシェアをお願いします!↓
スポンサーサイト



コメントの投稿

非公開コメント

著者紹介

小川榮太郎

Author:小川榮太郎
FC2ブログへようこそ!

項目別記事
最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR