小川榮太郎の書斎から 時事評論
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榮チャンネル 第40回【朝日新聞よ いまこそ良識ある言論機関たれ】

 安倍総理の安保法制閣議決定の翌朝の朝日新聞を論じてゐます。朝日新聞への徹底批判ではなく、朝日新聞に「良識ある議論」を求めてゐるところが、私のナイーヴである所以でせうか(呵呵)。

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榮チャンネル 第37回 【憲法9条の改正で何を目指すのか】

今回も、憲法9条についてお話したいと思います。
美しい日本の憲法をつくる国民の会のパンフレットを参考にしています。
皆で憲法について考えていくときに大変有効なパンフレットです。

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美しい日本の憲法をつくる国民の会
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榮チャンネル 第32回【世界情勢を踏まえた憲法論議を】


自主憲法制定、その一歩としての憲法改正こそが、「日本を取り戻す」=国民自身が国の在り方を自ら決める「安倍政権時代の最重要課題」のはずです。それにも関わらず保守派論壇やネット保守世論での憲法論議が低調なのが非常に気になります。そんな中『美しい憲法を作る国民の会』は、憲法改正に向けて全力で国民運動を展開しています。今回はその憲法作りの根幹と言える9条改正についての同会のパンフレットをもとにお話をしています。


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榮チャンネル 第29回【パラオ御訪問時の天皇陛下の御言葉について】

天皇陛下の御言葉を味読する事は、戦後70年の日本を考へる事でもあります。
ぜひご一緒に味はひたいと思ひます。


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■天皇陛下のパラオご訪問でのご発言はこちらです。

○天皇陛下の羽田空港でのお言葉・全文
http://www.sankei.com/life/news/150408/lif1504080027-n1.html
2015.4.8 16:47
 天皇陛下はパラオ共和国訪問にあたり、羽田空港でお言葉を述べられた。



 本年は戦後七十年に当たります。先の戦争では、太平洋の各地においても激しい戦闘が行われ、数知れぬ人命が失われました。祖国を守るべく戦地に赴き、帰らぬ身となった人々のことが深く偲(しの)ばれます。

 私どもはこの節目の年に当たり、戦陣に倒れた幾多の人々の上を思いつつ、パラオ共和国を訪問いたします。

 パラオ共和国は、ミクロネシア連邦、マーシャル諸島共和国と共に、第一次世界大戦まではドイツの植民地でしたが、戦後、ヴェルサイユ条約及び国際連盟の決定により、我が国の委任統治の下に置かれました。そしてパラオには南洋庁が置かれ、我が国から多くの人々が移住し、昭和十年頃には、島民の数より多い五万人を超える人々が、これらの島々に住むようになりました。

 終戦の前年には、これらの地域で激しい戦闘が行われ、幾つもの島で日本軍が玉砕しました。この度訪れるペリリュー島もその一つで、この戦いにおいて日本軍は約一万人、米軍は約千七百人の戦死者を出しています。太平洋に浮かぶ美しい島々で、このような悲しい歴史があったことを、私どもは決して忘れてはならないと思います。

 この度のパラオ共和国訪問が、両国間にこれまで築かれてきた友好協力関係の、更なる発展に寄与することを念願しています。私どもは、この機会に、この地域で亡くなった日米の死者を追悼するとともに、パラオの国の人々が、厳しい戦禍を体験したにもかかわらず、戦後に、慰霊碑や墓地の清掃、遺骨の収集などに尽力されてきたことに対し、大統領閣下始めパラオ国民に、心から謝意を表したいと思っております。

 この訪問に際し、ミクロネシア連邦及びマーシャル諸島共和国の大統領御夫妻が私どものパラオ国訪問に合わせて御来島になり、パラオ国大統領御夫妻と共に、ペリリュー島にも同行してくださることを深く感謝しております。

 終わりに、この訪問の実現に向け、関係者の尽力を得たことに対し、深く感謝の意を表します。


○両陛下パラオご訪問 天皇陛下の晩餐会でのご答辞・全文
http://www.sankei.com/life/news/150408/lif1504080037-n1.html
 
 天皇陛下は、パラオ共和国主催の晩餐会で答辞を述べられた。



 戦後七十年に当たる本年、皇后と共に、パラオ共和国を訪問できましたことは、誠に感慨深く、ここにレメンゲサウ大統領閣下のこの度の御招待に対し、深く感謝の意を表します。今夕は、私どものために晩餐会を催してくださり、大統領閣下から丁重な歓迎の言葉を頂き、ありがとうございました。また、この訪問に合わせ、モリ・ミクロネシア連邦大統領御夫妻、ロヤック・マーシャル諸島共和国大統領御夫妻がここパラオ国を御訪問になり、今日、明日と続き、私どもと行動を共にしてくださることも誠にうれしく、心より感謝いたします。

 なお、この度の訪問を前にして、ミクロネシア連邦を襲った台風の被害を耳にいたしました。ここに犠牲になられた方々を悼み、御遺族へのお悔やみをお伝えするとともに、被害を受けた大勢の方々に心よりお見舞い申し上げます。地域の復興の一日も早いことを念願しております。

 ミクロネシア地域は第一次世界大戦後、国際連盟の下で、日本の委任統治領になりました。パラオには、南洋庁が設置され、多くの日本人が移住してきました。移住した日本人はパラオの人々と交流を深め、協力して地域の発展に力を尽くしたと聞いております。クニオ・ナカムラ元大統領始め、今日貴国で活躍しておられる方々に日本語の名を持つ方が多いことも、長く深い交流の歴史を思い起こさせるものであり、私どもに親しみを感じさせます。

 しかしながら、先の戦争においては、貴国を含むこの地域において日米の熾烈(しれつ)な戦闘が行われ、多くの人命が失われました。日本軍は貴国民に、安全な場所への疎開を勧める等、貴国民の安全に配慮したと言われておりますが、空襲や食糧難、疫病による犠牲者が生じたのは痛ましいことでした。ここパラオの地において、私どもは先の戦争で亡くなったすべての人々を追悼し、その遺族の歩んできた苦難の道をしのびたいと思います。

 また、私どもは、この機会に、この地域の人々が、厳しい戦禍を体験したにもかかわらず、戦後に慰霊碑や墓地の管理、清掃、遺骨の収集などに尽力されたことに対して心から謝意を表します。

 ミクロネシア三国と日本との外交関係が樹立されてから二十年以上がたちました。今日、日本とこの地域との間では漁業や観光の分野を中心として関係が深まってきていることは誠に喜ばしいことです。今後それぞれの国との間で一層交流が盛んになることを願ってやみません。

 ここに杯を挙げて、パラオ共和国大統領閣下、令夫人、ミクロネシア連邦大統領閣下、令夫人、及び、マーシャル諸島共和国大統領閣下、令夫人の御健勝とそれぞれの国の国民の幸せを祈ります。


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榮チャンネル 第26回【かくも怪しき北岡伸一「侵略」発言】拙稿を巡る注釈


正論5月号「北岡伸一氏「総理に侵略と言わせたい」発言についての拙稿」を巡る注釈。
正論5月号拙稿「北岡「総理に侵略と言わせたい」発言」に関して、須藤さまから、丁寧な読後感、そして、拙稿末尾にある「理性の時代への復帰」について、特にご質問がありました。
大変鋭いご質問です。
戦争については、私はまだ徹底的に考へてゐません。思想家として正面から向ひあひつつある途上です。そこで全く考への纏まらぬまま、とりあへず、ここではカイヨワの戦争論を元に――といふか入江隆則氏『敗者の戦後』からの孫引きです、まだ素人議論です、ご容赦を――簡単に説明します。カイヨワは古来の戦争を、便宜上、➀野蛮人の戦争。②古代帝国の戦争。③貴族の戦争。④ナポレオン戦争以後の近代殺戮戦争の4つに分類してゐるさうです。この内、徹底的な殺戮を特徴とするのは②と④です。③の貴族の戦争はナポレオン以前のヨーロッパの戦争、日本の戦国時代の戦争など。④に関しては、ナポレオン戦争以後と言つても特に20世紀になつて戦争は正義と殺戮の戦争となりました。
正義の主張は戦争を過酷なものにします。
これを、国益を巡る政治の延長としての戦争に戻せるかどうかといふ点から、「理性の時代への復権」と書きました。
ただしそれは戦争の残虐性を軽減する代り、戦争の頻度は上げてしまふ事になります。特に、ポスト第二次大戦の核時代、大国間戦争は今の所起きてゐないので、戦争を国権として認める③の状態に戻すのは、逆に危険だとも言へます。国権の為の政治の延長が格戦争を誘発する位ならば、侵略―正義で世界を縛り付けておいた方がましとも言へるからです。ここはまだ考へてゐません。
しかし、パクス・アメリカーナの終焉が近づく今、戦争と平和のあり方を根本から考へる事は早急に必要です。戦争を侵略戦争と正しい戦争に分ける見方――これは我が国にとつては歴史認識を巡る問題で、どうしても譲れない一線を創り出す必要がある。今後の外交の為にも。
が、世界全体で見た時には、侵略戦争観は、今有効なのです。現在、アメリカの正義=日本の正義ですから。今、安倍首相は「法の支配」か「力の支配」かといふ、正に戦前、我々が国際社会から封じ込められた論理で、逆に中国を封じ込めてゐる。これは侵略戦争観なんです。今はまだ世界がアメリカの圧倒的優位なので、日米同盟下で、この安倍首相の論理は有効です。が、この論理をどう推し進め、外交力として機能させ続けられるのか、別の論理へと移行しなくていいのか。また、我が国が、今の中国を「力による現状変更」と非難する時に、我が国戦前が「侵略」国家ではなくとも、国策の基調が「力による現状変更」だつたのは事実ですから、我が国の正統の歴史認識と安倍外交戦略=思想の整合性を取る必要はあるのです。
かう考へてみると、侵略戦争観を③のクラウゼヴィッツ的な戦争に戻すよりも、侵略戦争観を「進化」させた方がいいかもしれません。
以上まだ全く纏まりませんが、大変的確な議論の穴を指摘していただいたと思ひます。勉強の上でのヒントになります。須藤さん有難うございました。





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